皮革製品のケアから肌の事を知る  ~大人の勉強~ 

皮革製品のケアから肌の事を知る  ~大人の勉強~ 

皮革製品のケアとは

 東京の有楽町駅前に有名な靴磨きの店がある。常設店ではなく、千葉辺りから職人さんが出張に来られているようだ。テレビなどのマスコミに取り上げられることも多い評判の良い店である。数人の職人さんが書店前で腰かけてせっせと靴磨きをしている。
僕も週末に腰かけて、少しくたびれ目の革靴のケアをお願いした。靴を磨いていただいた男の職人さんから「この靴は液体の速乾性の靴クリームばかりを使用されているでしょう?」と。
コンビニや100均などでよく見かける簡単なクリームの事だ。図星だったので驚いた。
「このような靴クリームばかりを直接、塗ってしまうと水分が不足して油分ばかりになり、革の持ちが乾燥から悪くなりますよ」


肌のケアと同じ

 革靴や革バッグなどは、軽くホコリを払い、薄く水をつけた奇麗な布で全体を優しくふいて、乾いた布でぬぐい、その後に靴クリームや革クリームを薄く塗りこむ。しっかりとクリームを伸ばすことも重要で、最後に仕上げ磨きをすると良いですよ!と。そして、最初の水は革の汚れがひどい時には中性洗剤を薄めて使っても良いですよ。そして、肌と同じですよ、水分と油分のバランスが重要なので、お客さんの靴は油分が多めなんです。
なるほど、と思い肌質の事を復習することにした。

男の肌は脂性肌、でもシェーバー後は乾燥肌に。

・脂性肌
脂分が多く、水分も多い場合がある。オイリ―肌ともいう。毛穴が開いていたり汚れが詰まっている場合も多く、ニキビ肌になっている場合も。アブラ顔やテカリが目立つ。男性に多いと言われている。
・混合肌
 こちらも男性に多く、部位により脂性と乾燥が入り混じっていて、おでこからTゾーン(眉間から鼻への部分)の部分は脂性であるが、口元やあごの周辺は乾燥しているような状態。
・乾燥肌
 水分も油分も少なく、常に乾燥しがちな肌質。特に乾燥する冬季は顔に粉が吹いていることもあり、肌のバリア機能が低下している状態。
・普通肌
 水分と油分のバランスが良く、綺麗な状態で、ターンオーバーも正常な肌。
※ターンオーバーとは、約1か月の間に肌が生まれ変わること。古い表皮と新しい表皮が約1か月(28日説が有力)かけて新陳代謝を繰り返すこと。
その他、敏感肌やトラブル肌などを説明する方などもいらっしゃる。

特に、髭剃りが肌を知らいないうちに傷つけている、と。主に電気シェーバーよりT字カミソリの方が負担は大きく、かみそり負けなどの状態が多い。と前回も書いたけど、どの肌タイプでもひげそり後は乾燥肌に一時的になるので、しっかりとケアしないと、要注意と警笛を鳴らす人が多い。マスク生活で口の周辺にヒリヒリを感じてしまう人も特に。

次回は肌質タイプ別のお勧めケアを復習としてみようと思うが、靴磨きの職人さんがほとんど教えてくれたことをスキンケアアイテムに沿って見なおしてみたい。

そして、もしも叶うなら、肌診断まで出来るようになりたい、と。

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