スキンケアを仕事として関わって30年ぐらいになる。最初は大手メーカーの広告や販促の仕事で取材なども多く、その間は美容アドバイザーや販売員さん達からスキンケアの基礎知識や皮膚構造や、たまにはメーキャップや何故か補正下着の講義も受けたり。洗顔やメーキャップは実際にご指導を受けながら何度も体験させていただいた。そのうち社員販売担当にもなり、身に着けた知識で結構販売もしたので、些少ながら御恩返しも少ししていたのかもしれない。
その後、EC通販の業界にとっぷりと浸かり、数々のメーカーさんや販社さん、それに原料メーカーさんやOEM会社さん、そして数々の専門家さん達。途中で気づいたのは「美容理論」は会社によって少しずつ違う。もちろんマーケティング上やキャッチコピーとして「これだけで大丈夫!」や「これの次は必ずコレ」とか、顧客の肌質や年齢や財布の中身!に合わせてコレなども。
まあ化粧品以外にもサプリメントやお取り寄せ食品やらアパレルや家電や雑貨なども、挙句には生薬のOTC販売の通販会社設立などもしたけど、何かスキンケアが面白いんですよね。あとは食品=味見が多い(笑)
ところで、その時代のコマーシャリズムによっても流行りすたりもあり、これは化粧品業界だけではなく、もちろんアパレルや暮らし方や食事などにも大きな影響があり、情報や知識の深さや幅広さもあるのだが、ストレートなショートメッセージは頭(もしかして心?)に残り、左右されやすい。
で、長年考えていたのは「弱酸性」と「弱アルカリ性」はどちらが良いの?お肌には??
こちらも健康な肌は中性(pH7)から少し酸性、いわゆる弱酸性で、ダメージを受けたりすると弱アルカリ性に転ぶので、弱酸性が良いと覚えていた。ただし、洗顔の場合は汚れを落とすという意味では「弱アルカリ」性が良いとも聞くし、そうすると洗いあがりは弱アルカリ性に転んでいるの!?あのツッパリ感や物足りなさは??(これは少しお話が違うので、今回は深堀らない)
という訳で信頼を置いている研究者の方々と組合せで解決する、という事を進めている。またサンプル品で身内(弱小D2Cなので、自らテストするのが一番!というアンダードック理論???)でテストを重ねる。
【結論】
皮脂が多めの中年男性には、弱アルカリ性の洗顔料でしっかりと泡立てて、汚れも吸着させて洗い流し、弱酸性の現在販売中の「オールインワンジェル」で整えていただく。まあサウナほどはイカないかもしれないが、これが結構『トトノウ』のだ!
ヨゴレの吸着と言えば、クレイだなという事で、7月デビュー予定の洗顔料は医薬部外品として効能・効果「皮膚の洗浄・殺菌・消毒。体臭・汗臭及びニキビを防ぐ」。これで進んでおります。乞うご期待ください。